「音楽の持つ生理的、心理的、社会的働きを用いて心 身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、 行動の変容などに向けて、音楽を意図的、計画的に使 用する」(「日本音楽療法学会」定義)活動です。 幼児・児童の音楽療法では、音楽活動を通して発達を 援助することが大きな目標になります。
情動に働きかけてまず、やってみたい、参加してみたい気持ちを高めます。 一方で不安や過剰な興奮を鎮めます。
アイコンタクト、着席、模倣行動など学習の基本的スキルを獲得します。
さまざまな楽器を操作することで目と手の協応、耳と手の協応を育てます。
身体活動を通して身体図式を育てるとともに模倣する力を育てます。
音楽の構造的特性を通して見通しをつける力、集中して取り組む力を高めます。
協同的な活動を通してコミュニケーションへの気付きを提供し発展させます。
順番、役割交替など社会性の基礎を学習します。
表現力を豊かにし、自己肯定感を高めます。